心疾患

主な心疾患

心臓弁膜症

心臓弁膜症

心臓弁膜症は、心臓の弁膜に異常が起こり、弁の開閉で問題が生じる疾患です。
主な原因として、先天性異常や加齢にともなう変化、風疹などの感染症があります。
症状は、息切れ、発作的な胸の痛み、心雑音、頻脈などです。
重症化すると、心不全や肺高血圧症を引き起こすことがあります。

心筋炎

心筋炎は、心筋に炎症が起きる疾患で、感染症や自己免疫疾患、ストレスなどが原因となります。
症状は、胸の痛みや圧迫感、息切れ、発熱、倦怠感などです。
心筋炎が引き金となって、心不全を引き起こすことがあります。

心膜炎

心膜炎は、心臓を包む膜に炎症が生じる疾患で、感染症が原因となることが多いです。
症状は、発熱、息切れ、胸痛、心雑音、全身の倦怠感などです。
心筋炎と同様に、心不全を引き起こすことがあります。

感染性心内膜炎

感染性心内膜炎は、心臓の内側を覆う心内膜に細菌感染が生じる疾患です。
症状は、発熱、全身の倦怠感、手足の痛み、脾臓の腫れ、心雑音などです。

不整脈

不整脈は、心臓のリズムが乱れる疾患で、ストレスや加齢、薬物、心臓疾患などが原因となります。
症状は、動悸、息切れ、めまい、意識喪失などがあります。
原因に応じた治療が必要となりますが、治療の必要がなく、経過観察となる不整脈もあります。

狭心症

狭心症は、冠動脈が狭くなることで、心臓に酸素や栄養が不足する疾患です。
症状は、胸の痛みや圧迫感、息切れ、冷や汗、吐き気などです。
薬物療法や血管形成剤を用いた治療、または手術が必要となることがあります。

心筋梗塞

心筋梗塞は、冠動脈が閉塞することにより、心筋の一部が壊死する疾患です。
高血圧、脂質異常症(高脂血症)、糖尿病、喫煙、運動不足などが原因となります。
主な症状は、胸の圧迫感や痛み、吐き気、動悸、発汗などです。
治療は、急性期では血栓溶解療法や急性期経過観察が必要であり、慢性期には、薬物治療や生活習慣の改善、運動などが有効となります。

心不全

心不全は、心臓が十分に機能しなくなる疾患です。
高血圧、狭心症、心筋梗塞などが原因となります。
症状は、息切れ、浮腫、疲労感、動悸、体重増加などがあります。
治療は、薬物治療、生活習慣の改善などのほか、手術が必要となることがあります。
心不全は慢性的な疾患であり、定期的な検査や経過観察が重要です。

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